第1回オリジナルコンサート

プログラム

木管五重奏曲
六重奏曲
『月夜のかえりみち』

− 休憩(15分) −

弦楽四重奏曲
『五月の三連休』
『過ぎ去りし日々』
『宿題をやっていない日曜日の夜〜ああ、今日も徹夜か〜』
『みち−小管弦楽のために』


とき:1999年9月25日  ところ:広島市東区民文化センタースタジオ

ごあいさつ

 こんばんは。広島ターフェルオーケストラのオリジナルコンサートにようこそおいでくださいました。お忙しい中のご来場を心より感謝いたします。
 毎年、指揮者もソリストも自前でコンサートを開いている私たちですが、今回、遂に曲まで自前にしてしまいました。 演目は、作曲家を志す音大生の梶幸一朗、サラリーマンの楠元寛史、物理学を専攻する学生の大魚信頼の3人のメンバーの作品です。 広島のアマチュア音楽界でひょっとしたら初めてかもしれないこの試みを、聴いてくださる皆様といっしょに、感動できるものにしたいと考えております。
 最後に、本日友情出演してくださるPastoraleの皆様に心よりお礼申し上げます。


曲目紹介(作曲者自らのコメントです)

木管五重奏曲(広島初演) 梶 幸一朗 作曲

 現代音楽は難解だというイメージをお持ちの方も多いと思います。新作初演のコンサートのプログラムに、ややこしい解説が書いてあることもよくあります。 でも、音大に行った人がみんな難しいことを考えながら作曲しているのかというと、そうではありません。 この曲は、まず演奏する人たちが楽しめるようにと考えながら書きました。でも、作曲する方にとっては、それがけっこう難しいことでもあったりします。

六重奏曲 梶 幸一朗 作曲

 この曲は、何かを表現しようという考えよりも、むしろ、減七の和音と半音階を多用する、という技術的な考えが先にあって、 結果的にできた曲、という感じが自分ではしています。もちろん、表現したいものが全くないわけではないですが、 課題として年に何曲も作らないといけなくて、しかも締め切りがありますから、技術的な目標から曲を作っていくことも多いんです。 それにしても、減七の和音も半音階も、演奏する方にとっては、難しいんですよね。

『月夜のかえりみち』 楠元 寛史 作曲

 本日演奏してくれるPastoraleの演奏会用に作曲しました。
 主人公「ぼく」の不思議な体験を語ったお話で、夢を失った現代社会に対するメッセージが秘められています。 人間社会の「ぼく」、夢をかなえる「ながれ星」、「ながれ星」を造る「空の世界」の3つのモチーフで全曲をまとめています。
 頼まれる作編曲の楽器編成は概して変則的で苦労しますが、発見もあります。この曲でも自分になかった音を創れました。 Pastoraleの皆さん、今後も御愛顧よろしく。

弦楽四重奏曲(世界初演) 楠元 寛史 作曲

 私が好きな音楽は、作曲家でいえばベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスなどです。 この曲は、出来不出来は別として、そんな私の趣味が表れた全4楽章だと思います(第3楽章はチャップリンですが)。
 ちなみに、この曲が完成したのはわずか1ヶ月前でした。演奏してくださる皆さん、本当にすいません。

『五月の三連休』(世界初演) 大魚 信頼 作曲・梶 幸一朗 編曲

 この曲は95年のゴールデンウィークに、私がはじめてソナタ形式に挑戦したものです。 ピアノのソナチネアルバムの中からヒントを得て、形式ばかりにこだわって作ったのですが、 出来てみるとなかなかどうして、自分のキャラクターが良く出ていて満足しています。 旋律とコードネームだけだったものを、当時音大受験生だった梶さんにオーケストレーションしていただきました。 一見古典的な曲ですが、展開部になるとちょっぴり(?)古典派からはずれます。

『過ぎ去りし日々』(改訂版世界初演) 梶 幸一朗 作曲

 短い間だったけど、楽しかった。ありがとう。あなたのことは、決して忘れません。  

『宿題をやっていない日曜日の夜〜ああ、今日も徹夜か〜』  (改訂版世界初演) 大魚 信頼 作曲

 この曲はもともと広島大学室内合奏団の部内演奏会のために、ヴィオラの六重奏というとても変わった編成で書いたものを、 今回オーケストレーションしなおしたものです。 なぜこのような演歌ちっくな曲になったかというと、そのときのヴィオラ奏者のヴィブラートが、まさにそういう雰囲気だったからです。 私は、これはおもしろいと思い、日本人の血を発揮させてがんばりました。西洋の雰囲気もまざりましたが、みなさんにはどう聞こえるでしょうか?

『みち−小管弦楽のために』(世界初演) 梶 幸一朗 作曲

 3年間音大にいるうちに、初心を忘れがちになってきて、ただなんとなく曲を書いていることが多くなったのではないか……。 最近、今までのことを振り返ってみたり、これからのことに思いを巡らせたりしながら、そんなことを考えることがあります。
 アマチュアオーケストラから音楽を始めた私にとって、自分の曲を広島ターフェルオーケストラのみなさんに演奏してもらえることは、 初心に還るという点では、非常に意味のあることだと思います。演奏してくださる方々に感謝いたします。


広島ターフェルオーケストラ

 1990年にある保育所の音楽会のために結成し、1994年からは本格的な演奏会を始 めて、すでにその数も6回を数えています。
 私たちは指揮者もソリストも、今回にいたっては曲もみんな自前ですが、それが このオーケストラの名前の由来にもなっています。中世ヨーロッパの貴族たちは、 食事の場でおかかえ楽士たちに軽やかな音楽を演奏させていました。このような音 楽を『ターフェルムジーク(食卓の音楽)』といいますが、お茶(お酒)でも飲み ながら音楽を楽しもう、という私たちにぴったりだということで『広島ターフェル オーケストラ』と名付けたわけです。

Violin上本未央子岸  孝司児島 淳子児島 幸夫
小島 洋治原田 香苗山本 和子
Viola荒井 詩恵伊藤 秀明井原也須子八木久美子
Violoncello石井 祥子石井 泰史
ContraBass森本 泰弘
Flute大畑久美子
Oboe井上貴美子佐々木道子
Clarinet佐々木康子
Bassoon山本 洋一 
Horn野々下豊彦 
Trumpet田中 理恵 
Trombone栗原美代子 
Conductor山路 進朗 
Composer大魚 信頼 梶 幸一朗 楠元 寛史 
Special Thanks 越智ようこ 平尾  真 脇中 弓子 

Pastorale

 Pastoraleは、広島文化女子短期大学専攻科のOG有志が集まって活動しているグループです。
 Pastoraleとは、のどかな、牧歌風な、田園風なという意味があります。 Pastoraleの演奏で、聴いてくださる人々がほっとしていただければ、という願いを込めて名付けました。 現在は、公民館などでファミリーコンサートを開いています。

Flute青木恵美子 久善由美子
Oboe楠元 美子
Clarinet松田 典子 水野 マリ
Pianoforte 丸下 智子
語り高橋 隆子

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